2013/05/05 HSRサイクルロードレース第2戦 山内監督レポ

TTレポ

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HSR2013第二戦に、チームGINRIN熊本メンバー18名と参加しました。
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・・・・えー、あまりの疲労に記憶が乱れているようです。
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はい、こちらです。
明るく楽しく元気よく。
なんと爽やかなキャッチコピー。
五月の青空の下、元気に参加しますと・・・・
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はい、顔が物語っています。
「まじかよ・・・このレベル、草レースじゃねえぞ」
という瀕死の状態まで追い込まれます。
・・・いや、草レースだよね?
そこ間違ってないよね?
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■スケジュールとカテゴリ
ロードレースのみだったHSR。
現在は個人TT、チームTTが追加になっています。
TTをやるレースはほとんどないので、貴重なレースです。
カテゴリは、ノービス・チャレンジ・エリートの三部門。
GINRINからは各カテゴリに選手が参加しており、それぞれの表彰台を目指します。
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■チームTT
GINRINからチームTTに初参戦。
エリートチーム[ケンタウル・ムーさん・りゅうちゃん・カッチーニ]
チャレンジチーム[NGTMさん、MEDさん、MYUCさん、監督]
の2チームが出場しました。
チャレンジチームの各メンバは、ここのところインターバルを続けて力をつけてきたので、高負荷高速度域のローテーションを体験する良い機会になります。
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タイムトライアルですので、ノンビルしている余裕はなし。
少しでもタイムを削らねばなりません。
スタートともに、
「あげます。着いてください」
のコメントともにマグネシウム着火。
後ろになら着けるだろう、と見込んで巡航域まで引き上げます。
40km/h程度まで曳き上げてローテーションをかけると・・・・・あれ、一人いない・・・・
いきなり仲間を斬り捨ててしまいました・・・
待つべきか、進むべきか悩んでいる一方でローテーションは順調に進みます。
・・・・さよならNGTMさん。
コントロールミスで、いきなり斬ってしまった以上、切った人の分も働くしかない。
250ワットを目安に曳いて、ペースが落ち始めたら仲間に託します。
チームメイトの二人とも、今年になって自転車競技を始めたcinquanta
4か月でこのペースに着いてくるんですから、そりゃあ並の練習ではありません。
惜しむらくは、コーナーワークに甘さがあり、どうしても張り付くことができませんでした。
間があく・・・そこ3メートルぐらいなんですが、限界走をしている中で、
前よりも速い速度で回さないと後ろに着けません。
これは相当に脚を削る作業です。
コーナーの度に後ろを確認し、ローテーションのタイミングを計ります。
後から聞いたら、二人とも、もう心が折れる寸前だったと。
よく出し切ってくれました。
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どうにか250ワットはキープ出来る体に戻ってきました。
わたくし弱いなりに、頑張ったと思います。
で、IF1.04。
タップ先生が言うには、
「本当の力を練習で出し切っていません。妥協してはダメです」
ということですな。
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エリートチームもカッチーニがこぼれおちてしまい、三人で回すことになりました。
その辺は、こっちが詳しいかな。
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?ノービスレポ

HSR2013第二戦のロードレースレポートを続けます。
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■チーム体制
GINRINの競技班(レパルトコルセ・・・・レパコルと自分たちでは呼んでます)は、常にトップカテゴリでのポディウムを狙ってます。
が、理想と現実が違うのは当然の話。
目標は高く、そのためには一歩ずつ階段を登らねばなりません。
・・・・まあ、登ってたつもりが、下りエスカレーターだった、なんてことも多々ありますが、それは別の問題・・・
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いずれにしても、それぞれのカテゴリでしっかり力をつけて、
トップカテゴリへステップアップすることを目標にGINRINからは、各カテゴリに選手が参加します。
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■ノービス
個人TTが持ちタイムを出してくれました。
チームメンバと比較すると、1位のサイクルプラスの方は6秒も速い。
ということは、
「逃がしたらよほどの気持ちで追わないと、絶対に追いつかない」
「逃がしたら終わり」
ということです。
ノービスのクラスでも、レースを意識して練習していますので、
「6秒」「逃がしたら終わる」という意味をメンバは認識してレースに臨みました。
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初手から逃げを打つサイクルプラスさん。
逃がしちゃいかん、と食い下がるGINRINメンバ。
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ごくわずかな間に見えますが、この地脚の差を詰めるのはかなりの気持ちがないと無理です。
コーナーワーク、登りのスキル。
あらゆる面で一~二枚は上を行かれます。
離れては追い、追っては突き放され、途中で逃げが決まったかと思いました。
が、向かい風の影響もあって、逃げのペースがおちたタイミングで、ローテーションをかけて追走・吸収。
よう追いついたもんでした。
しかしながら、最後のコーナーワークで再び間をあけられ、スプリントへ。
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猛追しましたがゴールには届かず2位。
というても、逃がしたら終わりという相手にスプリントまで持ち込み、
ポディウムゲットという目標を果たしたノービスチームは立派な走りをしていたと思います。
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いずれにしても、サイクルプラスさんが強かった。
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チャレンジレポ

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レースレポ、続きます。
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■チャレンジ
チームとしては最も力を入れていた、といってもいいチャレンジ。
7名が参加し、チームでの連覇を狙います。
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序盤から逃げ集団をつくり送り込む予定でしたが、
思うような動きは出来ず。
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何度か逃げが出来ては吸収という展開なので、集団をふるいにかけるために、
Yoちゃん、KKMTさんか先頭に出てペースを上げます。
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この動きで集団は絞られましたが、同時にこぼれおちていくチーム員も現れます。
特に、Yoちゃんは、一度積極的に前に出て、逃げ集団の形成を試みましたが失敗。
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ダメージ重く、一度集団から落ちたところを単独追走して復帰。
さらにペースアップで働くというスーパーアシストでした。
まあ、彼のパワー●ャルはFTP3900ワットと記録しているので、なんでもできて当然なんですが(笑)
・・・・だからさ、パ●ーキャルは、やめとけっていったでしょ!
・・・というと、凹むngtmさん。たしか3000ワットのはずだから、と思って初手から上げましたが・・・・まあ、修行してください。大事なことですが、二回は言いません(笑)
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幾度となく振るいはかけられましたが、逃げ集団を形成するには至らず、集団スプリントへ。
先月末まで絶食入院中だったサッコマーが、魂のロングスプリントへ。
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高速コーナーを得意とし、そこ3秒の加速はエリートでも十分に通用する脚があるのですが、どこまでその足を残せているかはほとんど賭け。
とにかく入院のダメージが重く、失速が心配されるサッコマー。
「おいおい無理すんなー」
というブレーキのような声援を受けつつ、気持ちを切らさず追走を振り切って勝利しました。
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これでチャレンジも表彰台ゲットです。
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エリートレポ

レースレポート、最終。エリートです。
正直、もう終わった話なんで、そっとしておいてほしい(TT)
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■メンバー
HSRは、登録レースでもなければ、豪華賞品があるようなレースでもありません。
ただの草レースです。
しかしながら・・・・
オリンピック代表、
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Jプロツアー選手、E1リーダージャージ獲得選手、
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E1、E2・・・・
えーと、この面子はなんでしょうか?
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有力選手の合同練習場と化しているHSR。
まあ、そんなレースだから、見に来るだけでも面白いわな。
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大観望を越えて300kmを自走して、平均時速30km/h。
シマノレーシングの選手をして
「あの目玉のおやじは、本当に妖怪でしょ?」
と言わしめた組長。
観戦の甲斐はあったのでしょうか?
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まあ、豪華な面子が熊本にきてもらえるのはありがたい限りです(TT)
ホームチームとして挑むGINRIN。

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序盤から有力選手の逃げが入ることは判っていたので、チェック出来る位置にはいたようです。
が、最終コーナーで接触がありメカトラ発生。ムーさん離脱。
これが痛い。
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落車に分断されてセッキーも集団から遅れる。
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残ったメンバー。
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ケンタウルと
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カッチーニと
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りゅうちゃんが集団に残り追走に入ります。
ブルーグラス、VC福岡、セカンドウインド鹿児島と強調して追走するも、先頭三人の逃げが強力無比。
結局、
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三人の中で、勝負が決まりました。
逃げ集団の三人の中でもせめぎ合いがあったようですが・・・・
そんな世界は、わしゃ知らん。
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幾度となくラップされ、ラップされるたびに
「列車に乗ってー」
と呼びかけられるも、250ワット以上でねー。
完全に頭打ち。
レースじゃなくてただの個人ペース走。
初手のペースアップで全然着いていけん。
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監督、タマスイの格言。
「今日はこのぐらいにしておいてやろう・・・・」
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■戦績
監督のタマスイは放置して。
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◇レディース
 TT1位
 ロードレース2位
◇ノービス
 TT2位
 ロードレース2位
◇チャレンジ
 TT3位
 ロードレース1位
◇エリート
個人TT 3位
 TT2位
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という戦績でした。
足りないところはたくさんあるけど、その一方で確実に成果も出ていると思います。
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次は、壱岐です。
怪我せず、事故を起こさず、しっかりと練習していきましょう。

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